KASHIMA-RYUHEI

ある理系大学の薬学部に所属し、
単位も出席日数もギリギリ崖っぷちの引き篭もり一人暮らしを満喫していた。
が、ある日気付くと携帯電話と愛用のノートパソコンを持って「その世界」に立っていた。
大学の同級生中川や壬生教授、小野寺助手らと共に。

携帯は圏外、PCはバッテリーが既に持ちそうになく、
遠くには見慣れない海や山が見え、いきなり妙な動植物に襲われる世界。
途方に暮れた嘉島は取り合えず電力の確保の為に空家探しをする。
都合よく見つかった森の中のコテージハウスらしき空家の基盤を弄り回し、
何とか生活環境を整えた彼は――結局すべき事に困った為、やっぱり引き篭もる事にした。
その頃から携帯電話は電波も届かないのに時折鳴り出すようになり、
ノートはバッテリー切れでも使用可能になり、
ついでに何も繋いでいないのにインターネットと接続できるようになっていた。

不思議だと思うのも面倒くさいと思いつつ
現在の状況をネットを駆使して調べ始めた嘉島が辿り着いたのは、
定期更新型ネットゲーム「ALIVE」。
どうやら、自分はこのゲームの中に取り込まれている状態らしい。
しかも中々シビアなゲームらしく、ただ引き篭もっていても餓死するか殺されるかの二択。
ここに飛ばされた原因はわからないが、
元の世界に戻るには殺す側に回って取り合えず生き延びておく必要があるのは確かだ。

仕方なく、嘉島は空家の屋根裏や抽斗に隠されていた銃を手に取り、
薬物知識とサバイバルゲームの基本を押さえつつ、奇怪な生物を相手に戦闘を開始した。

性格は面倒臭がりで怠惰、有機物嫌いで無機物好き。
何故工学部に行かなかったのかと突っ込まれる程PCオタクでついでにガンヲタでもある。
太陽光は苦手だが雨の日も憂鬱。夜になると少しだけ元気を取り戻すが
基本が虚弱なのでいまいち覇気がない。
但し現実世界で好きだったガンシューティングの影響か少々トリガーハッピーな部分があり、
戦闘中は意外とノリノリだったりもする。

ひょろりと背が高く痩せこけている為、あだ名はモヤシ。
知名み本人はまだホネと呼ばれた方がマシだと思っている。

年齢 : 22歳 / 性別 : 男 / 身長 : 186.9cm / 体重 : 54.1kg

>> 関連リンク : 嘉島エンディングSS